皆様が普段見ているTV番組や広告などでも最近ドローンを使った映像が、よく見られるようになりました。
ドローンで撮影された映像や画像は普段私たちが見ることのできない素晴らしい景色や、迫力のある映像が撮影することができます。
ではドローンとは何なのか?ドローンにはどんな種類があるのか?など気になった方はいませんか?
この記事を読めば、
- ドローンとは?
- ドローンの種類
などが理解できます。是非最後まで読んでください。
ドローンとは?
そもそもドローンとは一体どのようなモノを指すのでしょうか?
航空法が定めるドローンの定義では、
「無人航空機」とは、航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船その他政令で定める機器であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦(プログラムにより自動的に操縦を行うことをいう。)により飛行させることができるもの(その重量その他の事由を勘案してその飛行により航空機の航行の安全並びに地上及び水上の人及び物件の安全が損なわれるおそれがないものとして国土交通省で定めるものを除く。)をいう。
航空法 第一章総則 第二条より引用
条文にもあるようにドローンの正式名称は「無人航空機」となります。
つまりドローンとは、遠隔操作や自動操縦による飛行ができる人が乗ることができない航空機だという事です。
「ドローン」と聞くと今では、ほとんどの人が空を飛ぶ「無人航空機」を思い浮かべると思いますが、名前の由来をご存知でしょうか?
ドローンという言葉は英語で、スペルは「drone」です。
もちろん無人航空機という意味もありますが、ミツバチの雄という意味もあります。
無人航空機がドローンと呼ばれるようになった語源は、ミツバチが飛ぶときに出す「ブーン」という羽音からという説があります。
他にも、1930年代にイギリス軍が射撃訓練で使っていた無人飛行機「クイーン・ビー」(女王蜂)からという説もあります。
どういった経緯かというと、この無人飛行機クイーンビーは地上からの射撃訓練用の標的として開発されました。
もし誤って飛行機に弾が当たった場合でも無人飛行機なら人的被害が抑えることができます。この発想に感銘を受けたアメリカの高官が自国に帰り開発させた標的無人機が、クイーンビーに敬意を払う意味として雄蜂の意味がある「ドローン」と名付けられた説もあります。
ドローンの種類について
ドローンにも用途によって様々な種類がありますが、大きく分けると3種類のドローンがあります。
- トイドローン
- 空撮用ドローン
- 産業用ドローン
それぞれの特徴を説明していきます。
トイドローン
令和4年6月20日から航空法が改正され100グラム以上のドローンも屋外で飛ばす場合、登録・許可が必要となりました。
トイドローンは値段も安く、軽量でドローンの入門機としても人気があります。
値段は安いですが操作性もよく、写真や動画も高画質で撮影できる機体も多く販売されています。
空撮用の本格的なドローンは、数万円から数十万円するものが多いですが、トイドローンは3000円程度で購入できる機体もあるので、興味がある方や子供のおもちゃにもおすすめです。
空撮用ドローン
ドローンと言えば空撮用ドローンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
TVの映像や広告などでも空撮用ドローンで撮影した画像や動画を多くの場面で見かけます。
空撮用ドローンは数万円から数十万円と高価ですが、トイドローンでは撮影できないような景色や映像が撮影することが可能です。
価格によりますが、機能も非常にハイスペックなものが多く、通信距離もながく、障害物検知や、自動追尾機能、落下防止機能など、安全に飛行できる機能が備えられています。
カメラも4K撮影できるモデルもあり、高画質な映像を楽しむことができます。
産業用ドローン
産業用ドローンとは、文字通り産業用に特化したドローンです。
産業用ドローンを使う事で、作業を効率が上がり人手不足を補えたりできます。
農薬散布・測量・人命救助・建築・土木など、多くの分野で産業用ドローンが活躍しています。
作業効率が上がり、人手不足も補える産業用ドローンですが、初期費用が高額になることから導入に足踏みしてしまう事業者や個人事業主も多く、今後の課題となっています。
しかし、産業用ドローンはこれから先も多くの需要が見込まれています。
ドローンを知って、活用しよう!
ドローンには様々な種類があり、多くの場面で活用されています。
法令なども徐々に整いつつあり、近い将来私たちの頭上にはドローンが飛び交っているかもしれません。
興味のある方は、安価で購入できるトイドローンから初めてみてはいかがでしょうか?
日本でもドローン対する法令改正や、規制が厳しくなっていますが、正しい知識を学び、ルールを守り安全にドローンを飛ばしましょう。
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